緑区医師会の紹介

●区会長のご挨拶

名古屋市緑区医師会

中野 佐上

緑区及び緑区医師会の紹介をさせて頂きます。 
緑区は、名古屋市で14番目の区として、昭和38年4月1日に誕生しました。平成25年4月1日をもちまして区制50周年を迎えることになります。

発足当時は4万1千人余りだった人口は現在23万4千人余り(5.7倍)に増え、名古屋市16区の中で最も人口の多い区となりました。地下鉄(桜通線)が野並から徳重まで延長されたことは、北部から東部にかけて
の公共交通機関の利用率を高めました。302号線、名二環等の道路が開通し、名古屋高速、東名、名神、伊勢湾岸道路との連絡が密となり、移動距離は多少長くても所要時間は圧倒的に短縮されました。例えば、緑区の自分の診療所から愛知県医師会館まで10分~15分間短縮されたように思います。同じ緑区にありましても国道1号線をはさんで、南北の移動にはかなり時間を要していましたが、最近はかなり身近に感じるようになりました。それに、区役所、保険所、消防署等の支所や分室が出来、機能的にも短距離、短時間で用が足せるようになりました。区名が示しますように緑や公園が多く、良い環境に恵まれた、住みやすい、子どもも含めて若い層の人口が多い区であると思います。
弱点、不安は23万4千人余りの人口に対する病床数の少なさです。基幹病院であった緑市民病院を、 赤字経営病院というレッテルを貼って名古屋市は経 営・管理から手を引き、指定管理者制の名の下に民 間に経営を委託してしまいました。

「純生会」が(一 生懸命やっていただいています)それを担っていま すが、基の300床から50床(現在100床)に減らして のスタートでした。南区から移転した南生協病院は 緑区南部を中心に緑区の医療を賄っていますが救急 医療等負担が大きいようです。第一なるみ病院、相 生山病院、平岩病院の5病院がありますが、23万4 千人の緊急時、救急時の生命の安心、安全を賄うに は病床とスタッフがあまりにも少な過ぎます

。緑区 内の病院を連携して地域完了型の医療を目指しては いますが、現時点ではかなり難しいと思います。病 診連携を通じての患者さんの流れは、全般的には藤 田保険衛生大学病院が多く、緑区北部東部は名古屋 記念病院へ、北部は名古屋第二赤十字病院、名古屋 私立大学病院へ、西武は中京病院、大同病院、中部 労災病院等へ、南部は南生協病院へという傾向が強 いように思われます。何時起こっても不思議ではな いと言われている東海・南海・東南海大地震が発生 した時、交通も連携も寸断され、大混乱になりそう な予感がします。

緑区医師会は毎年緑区総合防災訓 練に参加してきました。平成24年9月2日に開催さ れた平成24年度緑区総合防災訓練には、緑区医師会 16名、緑市民病院2名、南生協病院7名、歯科医師 会10名、薬剤師3名と病院、三師会合同の訓練参 加となりました。病床数が足りないからと嘆いてい ても増床の解決策はなく、常に連携可能な体制作り を心掛けて行きたいと考えています。 名古屋市緑区医師会は、平成24年10月1日現在で、 総員216名、A会員145名、B会員71名、医療機関数 は146施設です。小学校区を単位として、9班に分 けられています。

毎月の役員会・緑医通信編集会議 に各班長は役員として出席し、緑区医師会の方向を 協議、決定します。班長は各班会を開催し、親睦を 深めながら意見を役員会に提出し、協議をしていま す。会長、5名の副会長、名古屋市医師会理事、休 日急病診療所長それに顧問の9名を執行部とし、定 期的、不定期的に執行部会を開催しています。

緑区 医師会会報「緑区通信」を月一回発刊しており、平 成24年11月に440号を発刊致しました。勉強会とし ては、月一回「緑医学研究会」を開催し、また2~ 3ヶ月に一回は藤田保険衛生大学病院との緑病診連 携研究会を開催し、夫々に専門医の公演を受け、日 本医師会生涯教育の教育単位とカリキュラムコード が取得出来るように企画・施工しています。

緑区休 日急病診断所は日曜・祭日年末年始の内科・小児科 の一次救急を担当しています。名古屋市内の休日急 病診療所の中で一番患者さんの数が多い診療所です。 比較的空いている時は1.5人体制で、比較的込んでい る時は2人体制で診療します。一日平均50名、イン フルエンザの流行時には一日150名になります。1 日300名の記録もあります。朝9時20分に出務し、 夕方5時までかなり全力で診療しないと時間内に診 療が終了しません。

年2回「緑区民健康講座」を緑区休日急病診療所 を会場にして行っています。

対象は緑区民で、興味 のある疾患をテーマにしています。講師は緑区医師 会会員が担当しています。

なかなか好評で、質問も よく出ます。緑区医師会と緑区民が気軽に接触・交 流できる場として継続して行きたいと考えています。

簡単ですが、名古屋市緑区及び緑区医師会を紹介 させて頂きました。  

(文責:会長 中野 佐上)

●医師会活動

1.保健事業として、地域における市民無料健康診断、生活習慣病予防健康診査、母子保健検診事業、各種がん検診、3歳児眼科・耳鼻科検診等の実施、緑保健所での予防接種・各医療機関での各種予防接種の実施、緑保健所での健康展へ参画しての健康教育、学校医を派遣しての学校保健事業への協力、産業保健として産業医活動の推進を図りながら地域保健衛生行政に協力し地域住民の健康を守っています。

2.救急医療として、休日急病対策に緑区休日急病診療所の運営並びに診療、平日夜間急病センター・名古屋市医師会夜間深夜急病センターへの医師派遣、さらに広域災害にも即応できる災害医療救護体制を整えており、地域救急医療を支えています。

3.病診連携事業として、緑市民病院との病診連携を推進し相互に患者さんの紹介を行い、病診合同研究会・緑区病診連携合同講演会を通して開業医-病院医との交流・勉強会の場としております。
緑市民病院は深刻化する勤務医不足と赤字経営によって、その存立基盤は激しく揺さぶられ、結果として地域医療は崩壊の危機に瀕(ひん)しております。平成21年4月から毎週火曜日と木曜日の緑市民病院の夜間救急医療に、緑区医師会から医師を派遣することになりました。緑市民病院再生への展望が開けてきたところです。
緑市民病院は、平成24年4月1日から指定管理者である医療法人純正会によって運営されています。

4.在宅療養支援事業として、緑区主治医連絡協議会を開催して、保健、医療、福祉の連携を密接にした在宅療養支援事業の推進・展開を図るとともに、特別養護老人ホームなどへの医師派遣、難病事業への取組み、介護保険における主治医意見書の作成・介護保険認定審査部会及び連絡協議会への委員派遣等介護保険事業への積極的な参画、情報ネットワーク等の構築を行ない高齢化社会の到来に対応しております。

5.開業医師の医学・医術の研修として緑医学研究会(毎月1回開催)、緑区消化器疾患研究会(緑区胃腸疾患症例検討研究会)(毎月1回開催)、緑市民病院との病診合同研究会(年2回開催)、緑区病診連携合同講演会(年4回開催)、藤田保健衛生大学病診連携医学研究会(年5回開催)、機関誌として「緑医通信」の発行(毎月1回を行い最新の医学・医術の修得に努めています。

●名古屋市医師会緑区支部歴代会長

中島 仙七

●中島 仙七

1963〜1973年

石井 康之

●石井 康之

1974〜1975年

松山 瑞生

●松山 瑞生

1976〜1993年

頭 早苗

●鬼頭 早苗

1994〜1997年

2006〜2007年

杉浦 嘉之

●杉浦 嘉之

1998〜2001年

中野 佐上

●中野 佐上

2002〜2005年

2012〜現在

山本 紘靖

●山本 紘靖

2008〜2011年

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